高コスト体質や担い手問題など様々な課題が解消されない中、TPP交渉への参加が表明され、将来的に農業経営を維持していく上での不透明感は、より濃いものになっていると言えます。特に地方部での経営維持に対する危機感はより顕著なものがあるでしょう。
経営規模や専業率の点から他府県とは異なる北海道では、より独自の農業経営が求められます。特に食糧の需要と供給が国際的な競争にさらされている現在、個々の経営者ひとりひとりがグローバルな視点を持ち、責任を持った経営をしていくことが必要なのではないでしょか。
そこで今回、農林水産省で国際交渉に従事し、現在キヤノングローバル戦略研究所のおいて独自の提言をされている山下一仁氏を講師に迎え、いかにして個々の経営を強靭にし、さらには地域を豊かにしていくか。解決に向けたヒントとなる北海道農業への提言をいただきたいと思います。
日 時 平成25年4月11日(木)
■15:00~15:05 開催の挨拶
■15:05~17:00 講演『北海道農業への提言~地域を豊かにするために~』
講師:山下一仁 氏
場 所 ホテルオークラ札幌 2階 フォンテーヌ
札幌市中央区南1条西5丁目 TEL 011-221-2333
主 催 北海道農業法人協会(担当 酪農部会)
会 費 北海道農業法人協会員・サポータークラブ会員 3,000円/1社
非会員 5,000円/1社 行政関係者 無料
定 員 100名
参集範囲 北海道内の農業生産者および関係機関等
申 込 FAXにて事務局までお申し込みください
講師紹介 山下 一仁 氏
元農村振興局次長 キヤノングローバル戦略研究所
研究主幹(独)経済産業研究所 上席研究員
1977年、東京大学法学部卒業後、農水省入省。ウルグアイ・ラウンド交渉などの国際交渉に参加。農水省の国際部参事官、農村振興局次長などを経て2008年に同省を退職。東京大学博士(農学)、ミシガン大学行政修士・応用経済学修士。著書に『日本のTPP戦略-課題と展望-』『国民と消費者重視の農政改革』ほか
【お問合せ先】
北海道農業法人協会事務局 本西、中田
TEL:011-233-0145 Email:jimukyoku @ h-agri.jp