(活動報告)第18回定期総会&農業法人経営セミナー2013

平成25年2月25日、TKPガーデンシティ札幌きょうさいサロン(札幌市)において、第18回定期総会が開催されました。総会には約100名が参加し、来賓として農林水産省北海道農政事務所西岡篤彦所長、北海道農業経営局農業経営課多田輝美課長、JA北海道中央会三宅剛志参事、公益社団法人日本農業法人菊池潤、株式会社日本政策金融公庫札幌支店堀口幸利統括のご臨席をいただきました。

今回の総会では、24年度事業報告として徳島県で開催した視察交流研修や、サポータクラブ会員の協力により計5回の開催となった「のぶし経営塾」について、北見、道南などで開催された各地区の農業ネットワークとの取り組み、酪農部会の活動、日本農業法人協会との連携などについての報告がなされました。また、25年度事業として2年後の農業法人組織結成20周年に向け委員会を立ち上げ、準備を進めていくことが承認されました。

農業法人経営セミナー2013 報告書

平成25年2月25日、TKPガーデンシティ札幌きょうさいサロン(札幌市)において、第18回定期総会の開催後、北海道農業法人協会主催、日本政策金融公庫後援により農業法人経営セミナー2013を開催し、144名のご参加をいただきました。

セミナーは、基調講演とその後の座談会による2部構成で実施し、基調講演には、株式会社六星(石川県)の前会長北村歩氏を招き、「人材について考える~人材獲得と育成、そして事業承継へ・・・~」として、経営資源の中で最も大切であり、かつ解決が難しい『ひと』の部分に関して、人を育てるためにはどのように経営陣が意識を変えていかなければならないのか、どのような仕組みを作っていくのが良いのかを同社が悩み、経験してきた事例を踏まえ、お話しいただきました。

引き続いて行われた座談会では、基調講演をいただいた北村氏に加え、法人協会会員から有限会社浅野農場代表取締役の浅野政輝代氏、株式会社風のがっこう代表取締役の平賀農氏、公益社団法人日本農業法人協会事業課長山中邦夫氏、北海道農業会議主幹佐藤匡紀氏が参加し、HAL財団大沼業務推進部長がコーディネーター役として基調講演に引き続き『人』をテーマとした盛んな議論が交わされました。

 座談会の中では、人材を獲得するにあたり、農業者側が雇用を受け入れるしくみが十分に作れていないこと、人材育成にあたって自社のスタンスをはっきりさせておくこと、事業承継にあたって喧嘩をするほどの討論が避けられなかったことなど、座談会パネラーからの体験や事例が紹介されました。会場からも自社体制に対する気づきや雇用に対する考え方などが上げられるなど、活発な意見交換が行われました。

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